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第6章 就職そして逝去 エピソード17 運転手に転職 [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

  コウは、長距離トラックの運転手になりました。
 コウは、ヨシの子どもたちにいろいろな支援をしました。
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というのは、ヨシ夫婦が共働きで忙しかったからです。
休みの日には、子どもたちを買い物に連れて行ったり、スポーツ
大会の送り迎えや入学の祝いもしました。
 コウは、自分のためのお金は、絵を描く分があれば十分でした。
 
 ある日、甥のレイとロジの孫のヒロ達が加入しているサッカー
チームの試合の応援に行きました。
二人のチームは市内の大会で優勝しました。レイが、休憩のとき
汗を拭きながら言いました。
「おじちゃん、生きているってすばらしいことだね。」
それを聞いた、コウは、
「ああ。」
と答え、足元に広がるクローバーをぼんやりと見ながらいろんな
 
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第6章 就職そして逝去 エピソード16 津波とタミの逝去(その2) [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

  タミの遺品を整理していると、枕元から時計が出てきました。
それは、何年も前に贈った時計でした。実はダダもあの時の
時計を大事に使っていました。
  
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   地震の傷跡の中でタミが亡くなった後、コウは、昼夜交代
の仕事に就いていました。
その日は、夜勤でした。寝坊して、あわてて起きて、お弁当を
買いにスーパーに行きました。
お弁当をかごに入れてレジに並ぶとずいぶんと混んでいました。
  コウは、面倒くさくなりレジを迂回してそのまま駐車場に行き
ました。
店を出てすぐに、後ろから声を掛けられました。
それは、万引きを見張っているお店の人でした。コウは、警察の
人に引き渡されました。
初めてのことだったので、注意をされ、弟のヨシに引き取りに
きてもらいました。
  コウは、実家に戻るとダダとヨシに頭を下げて謝りました。
そして、亡くなったタミにも親不孝したことを謝りました。
仕事を無断欠勤した後、しばらくして、コウは、仕事を替えました。
  

  
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タグ:時計 転職
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失ってしまったもの(コウの詩15) [コウの詩 [Poem]]

失ってしまったもの(未完成) 鳥-1 (640x480).jpg
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失ってしまったもの(未完成) 鳥-2 (640x480).jpg
失ってしまったもの(未完成) 薄明光線-2 (640x480).jpg
失ってしまったもの(未完成) 鳥-3 (640x480).jpg
失ってしまったもの(未完成) 薄明光線-3 (640x480).jpg
失ってしまったもの(未完成) 鳥-4 (640x480).jpg
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失ってしまったもの(未完成) 鳥-5 (640x480).jpg
失ってしまったもの(未完成) 薄明光線-5 (640x480).jpg
 
              「I have lost it」
             (※ Unfinished)
      
There is not that child
Touch a warm body
That smile
The eyes which shine
I cannot see it
     
            The life is vain
             The death comes over to anyone
       The memory of the person is valid in you
       So that memory fades
       For a calm heart
       Accept him
     
I cannot return to that ground
I lost a hometown
Pleasure of home life with the warm family
It never comes true to gather
     
           The place is over only in the place
       You can feel the heart of a person
       That person thinks
            And you can make the place again if you live,
            and there is a friend
  
Between the flowers which walked
with that person that sorrow revived
 when I thought of that person
At the age of dusk that I spent together
I want to return in then
I want to commune
     
        The person lives in you
        As for nobody in a memory
        Anyone turns a heart in a memory
              and lives
        The memory continues advancing
              with your time
     
I want to return to that place
Voice of a flower and the bird of the garden
From a roof and trees
Sound of raindrops
It is hard that I spend it shedding tears
I hate it already
     
            There are people having the sorrow
            of what I lost in the same way as you
        Take the hand each other
     
I cannot have hope tomorrow
Live; will have a meaning?
I want happiness to see it,
and to touch it, and to hear it, and to feel
      
             You are wrong with a choice of the death
             The death comes over before long
             Just then
             It rises on a day 
             The life rotates
             Your heart is thrown open
             by a thing tying up,
             and obtain a blessing
    
  
※ 1  素人のつたない英文です。上記の画像内の日本語詩を英訳文しました。
     もっと、適切な訳文が有りましたらご指導いただければ幸いです。
  2 恥ずかしながら、本作品(文言)は、未完成のまま発表しました。

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第6章 就職そして逝去 エピソード15 津波とタミの逝去(その1) [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

  まだ、雪が降るような春浅い日、大きな地震がありました。
コウの町の海岸にも津波が押し寄せ、たくさんの家が流され
ました。
幸い、ダダの家は、床下浸水で済みましたが、家の一部が
壊れました。
  コウは、実家の片づけを手伝い、休みの日は、沿岸の
家を流された人たちのボランティア活動に参加しました。
津波の後の町や土地は、ゴミと油が散乱してひどい匂いが
していました。
ときどき、行方不明の人が見つかるときもありました。
  電話やガソリン・灯油が元通りに普及してきて気候が少し
温かくなってきても、大きな余震が続き、みんなは少し怯え
ながら生活を続けていました。
 
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  日陰の雪も融けて春になりましたが、ダダの家の周りの
庭木や空き地の竹藪は枯れたままで、新芽が出てきません
でした。
津波の塩分で死んでしまったのです。
この年は、クローバーも少ししか生えてきませんでした。
 
  そんなとき、とうとう病院に預けていたタミが亡くなって
しまいました。
七月、クローバーの咲く小さな家に戻ってきたタミを座敷に
安置してから、コウは、タミの一番上のお姉さんに電話を
しました。
親しくしているいとこが代りに出たので、亡くなったことを
伝えようとしました。
「こんばんは。実はタミが!・・・」
コウは、その先を言う前に、喉が詰まってしまいました。
「死んだ?」「亡くなった?」と言えばいいのか。頭の中が
グルグル回って喉がつまり、涙があふれました。
受話器を持つ手が震え、もう一度言おうとしましたが、
どうしても「亡くなった。」という言葉は声に出せません
でした。
いとこは、察したように「今から行くから」と言って電話を
切りました。
 コウは、それから少し落ち着いて、親戚中に電話をしま
した。

 
波、船そして松-2 (640x479).jpg


タグ:電話 地震 津波
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2019年05月20日のつぶやき 2019/05/21 [風 景 [Landscape]]


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2019年05月18日のつぶやき 2019/05/19 [風 景 [Landscape]]


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鎮 魂 歌(コウの詩14) [コウの詩 [Poem]]

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鎮魂歌 横-4-1 (640x480).jpg
        「Requiem」
  
Our bus followed the car
 that was attached to you
 with the flowers lying down
    
At an intersection following a wharf
Only your car
It turned around toward the sea
  
Did you love the sea?
Were you loved by the sea?
  
We're waiting at the exit from the wharf
Before long, I saw your car
Our bus also followed
   
Did you say goodbye to the sea?
Did the sea say goodbye to you?
    
Only the car advances
     
You'll soon be picked up the bones
We're going to pick up the bones soon


※  素人のつたない英文です。上記の画像内の日本語詩を英訳文しました。
     もっと、適切な訳文が有りましたらご指導いただければ幸いです。

タグ: 漁師
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第6章 就職そして逝去 エピソード14 ロジの死 [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

  タミの弟のロジがガンで亡くなりました。ロジはコウが
子どもの時、わが子のように可愛がってくれました。
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 弔問をして、ロジおじさんの顔に乗せられた白い布を取ったとき、
少しショックを受けました。
顔色が、子供のときに見た汚された海のように見えたからです。
コウは、静かに手を合わせました。
みんなは、寝たきりのタミにはロジが亡くなったことは教えません
でした。
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タグ:
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